採用前に確認したい! 外国人雇用で企業が見落としやすい5つのチェックポイント
更新日:2026年5月24日
外国人材を採用する企業が増える一方で、「採用してから問題に気付いた」というご相談も少なくありません。
外国人を雇用する際には、在留カードを確認するだけでは十分とはいえません。採用前の段階で確認しておくべき事項を整理することで、その後の在留資格手続も円滑に進めやすくなります。
本記事では、企業担当者が採用前に確認しておきたいポイントを解説します。
① 在留資格と仕事内容が一致しているか
在留資格によって認められる活動内容は異なります。
採用を予定している業務が、現在の在留資格で認められる活動に該当するかを確認することが重要です。
特に、採用後に業務内容が変更される予定がある場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。
② 在留期限はいつまでか
在留カードには在留期間の満了日が記載されています。
採用後すぐに更新手続が必要となるケースもあるため、採用スケジュールとあわせて確認しておくと安心です。
③ 学歴・職歴は業務内容と関連しているか
「技術・人文知識・国際業務」などの就労系在留資格では、業務内容と学歴・職歴との関連性が重要となる場合があります。
履歴書だけでなく、卒業証明書や職歴の内容も確認し、担当予定業務との整合性を検討しておきましょう。
④ 雇用契約書の内容は明確か
雇用契約書には、
- 職務内容
- 勤務地
- 給与
- 労働時間
などを明確に記載しておくことが大切です。
申請書類と契約内容に相違があると、追加資料を求められることがあります。
⑤ 採用スケジュールに余裕を持っているか
在留資格の変更や認定証明書交付申請には一定の審査期間が必要です。
入社日を先に決めてしまうと、審査結果によっては予定どおり勤務を開始できない場合もあります。
採用計画を立てる際には、審査期間も考慮したスケジュールを組むことが望ましいでしょう。
行政書士の実務ポイント
企業からご相談をいただく際、私はまず
「採用したい仕事内容を詳しく教えてください。」
とお聞きします。
同じ職種名でも、実際の仕事内容によって必要となる在留資格や提出資料が異なる場合があります。
採用前に一度確認しておくことで、後から申請内容を修正するリスクを減らすことができます。
まとめ
外国人雇用では、採用前の確認がその後の手続に大きく影響します。
ポイント
- 在留資格と仕事内容の適合性を確認する
- 在留期限を確認する
- 学歴・職歴との関連性を検討する
- 雇用契約書を具体的に作成する
- 審査期間を考慮した採用計画を立てる
採用前の準備を丁寧に行うことが、スムーズな雇用につながります。


